報道資料


歴史転換の舞台になった屋敷、新発見の「薩摩藩伏見屋敷絵図」について

概要
 この度、城南宮では、「伏見御屋鋪惣繪圖」(天明6年・1786)が、新出の貴重な絵図面であり、薩摩藩の伏見屋敷の建物配置や間取りが初めて判る史料であることを、京都国立博物館の宮川禎一先生の調査により確認しました。
敵対していた薩摩藩と長州藩の和解(いわゆる薩長同盟)を取り持った坂本龍馬は、慶応2年1月23日、伏見の寺田屋で伏見奉行所の捕り方に襲撃され深手を負います。寺田屋を脱出し、材木小屋に身を隠した龍馬は、薩摩藩によって救出されます。そして船で運び込まれた所が薩摩藩の伏見屋敷です。「お尋ね者を出せ」「龍馬を出せ」と屋敷を取り囲む奉行所の役人達。それを拒む薩摩藩。これを見た人々は、今まで行動を共にしてきた幕府と薩摩藩の関係にヒビが入ったと感じたに違いありません。従来の勢力関係が大きく変動したことが明らかになり、慶応3年の大政奉還、王政復古、そして翌年1月に勃発する鳥羽伏見の戦いへと歴史は動いていきます。
 この薩摩藩の伏見屋敷は、藩主の参勤交代の際の宿所として建てられました。また薩摩藩の篤姫は、第13代将軍徳川家定に輿入れする旅の途次に滞在、近衛家に挨拶に出向き、京都見物を楽しんでいます。
 伏見屋敷の所在地は確認され、先年、石碑も建立されましたが、屋敷の平面図は見つかっていませんでした。敷地の大きさや形、建物配置、また、龍馬が運ばれてきた濠川との関係が判明する、江戸時代の息づかいが聞こえてくる絵図面が発見されたのです。
平成29年6月3日
城南宮宮司 鳥 羽 重 宏

今後の公開予定
●平成29年6月4日(日)から7月2日(日)
   城南宮神苑内のギャラリー水石亭で公開します。
   神苑拝観料(大人:600円、中学生:400円)が必要です。

   ▶▶▶ 神苑 源氏物語花の庭・拝観時間など(リンク)

●平成29年7月25日(火)から9月3日(日)
   京都国立博物館の特集陳列「大政奉還150年記念 鳥羽伏見の戦い」に出陳します。
   入館料(大人:520円)が必要です。
説明会開催のご案内
●日 時:平成29年6月11日(日)午後2時より(受付 午後1時30分より)
●会 場:城南宮 斎館
      ▶▶▶ 会場はこちら(地図の中の⑬です)(リンク)
●演 題:「新発見の薩摩藩伏見屋敷絵図」について
●解 説:城南宮宮司 鳥羽重宏
●参加費:講演のなかで、神苑内ギャラリー水石亭を案内をします。神苑拝観料(大人:600円、中学生:400円)が必要です。
●問合せ:城南宮 総務部 川崎もしくは奥(075-623-0846)までお願いします。