錦鯉
錦鯉
錦鯉は、19世紀前半の江戸時代に新潟県の山間部(現在の小千谷市・長岡市の一部)で飼われていた鯉のなかに色のついた「変わりもの」が現れたのが最初といわれています。その後、研究と改良が重ねられ、現在のような観賞魚となり、独特な色調を持つ流麗な体形から、「泳ぐ宝石」とも呼ばれています。
錦鯉の種類は、白、黒、赤などをはじめとする色や模様、光沢の有無などによって区別されます。また、日本産のニシキゴイとドイツ種のコイを交配することで鱗のない変種を、インドネシア産のコイを交配することで普通のコイに比べて鰭が2倍ほど長くなる「ヒレナガニシキゴイ」と呼ばれる変種が生まれています。品種は細分化すると80種以上にも達します。現在では、その美しさから日本だけでなく世界の人々を魅了し、”Koi(コイ)“という言葉が、錦鯉の呼称として世界各地で通用するまでになっています。
城南宮の室町の庭の池には、30匹近くの錦鯉がいます。色鮮やかな錦鯉が水を切って、優美に、また悠然と泳ぐ姿をお楽しみください。
*以下の10種は城南宮にいる主な錦鯉をイラスト化したものです。色や柄などは、イメージとしてご覧ください。
*鯉には、餌を与えないでください。餌の量や時間などを管理しています。